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143 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/08/15(水) 15 33 03 ID Pb+pi7en 化け物屋敷と僕 ジジジジジ…音だけで蒸し暑さを象徴させるセミの声が響く中、僕は愛車であるトヨタの古い クーペのドアを開け、車を降りた。 「暑いなあ…」 大学二年生の夏、せっかく尋ねた自分の故郷…T県南部の奥地にある八幡村は、田舎ののどかな村 というかつての面影すら残らないくらいに荒れ果てていた。 見渡す限り山ばかりの平地に聳え立つ茅葺の集落は今にも崩れそうな状態になり、かっての農道は 歩く余裕さえないような獣道と化していた。 「こんなことで研究なんかできるのかなあ…」 もちろん僕がかつての故郷とはいえ、こんな田舎の廃村に来たのには訳がある。僕は大学で民俗学を 専攻しているのだが、その研究の上でどうしてもこの村に来なくてはいけない理由があったのだ…。 八幡村…かつてここは関東随一の「化け物ミイラ職人の里」として栄えていた村だった、わかりやす く言うとこの村は偽者の人魚のミイラなんかを製造して都会で売り払い生計を立てていたらしいのだ。 …なぜ「らしい」と描いたのかというと、実は僕はこの村に両親と住んでいたころの記憶が全くない のだ…十二歳のときに僕の両親はこの村で火事にあい、僕は遠縁の叔父に引き取られたのだが…どうし てもこの村での事と…最後の化け物職人だった両親の事を思い出せないのだ…。 大学での研究のためと、自分の過去を探るため…取り合えず僕は叔父にもらった村の地図を手に、廃 村してから一回も手を付けていないという父の仕事場に向かおうとした…。 「おう、あんちゃん、どこ行くんでや?こんなとこでよ?」 いきなり背後から声をかけられた、ここ特有の方言がきついようだが、声は明らかに子供のものだ。 「うわあ!!…って、君こそなんでこんな所に?」 僕の背後にいたのは、ひどい訛りにもかかわらず見た目の可愛らしいおかっぱの少女だった、服装は白いキャミソールにサンダルと麦藁帽子…夏らしく日焼けした表情は実に可愛らしくて…。 「あれ…君どこかで…?」 「へ?兄ちゃんどっかであったっけ?」 「いや…たぶん気のせいだろう」 彼女の顔はどこかで見たことがある…僕の記憶がそう訴えていた。 144 :リッサ ◆TKvIZfGFpk [sage ] :2007/08/15(水) 15 35 20 ID Pb+pi7en 化け物屋敷と僕 ② 「へえ、君もこの村の生まれなんだ」 それから数時間後、僕は勝手に父の仕事場まで着いてきた彼女…名前は海晴というらしい…と、父の 仕事場である廃墟で色々な資料などをあさっていた…廃墟とはいえ村人たちは定期的に村に戻って管理 を行っているらしく、小屋が荒らされた様子はなかった。 「まあそう言ってもちっちぇえころのことだからよく覚えてねえけどよ、兄ちゃんはどんぐらいまで ここにいたんでや?」 「まあ、十二歳くらいまでだけど…どうもよくは覚えてないんだけどね…おっと、これは凄い」 うっすらと積もった埃をどけて僕は文机に乗っていた資料を手に取った。本の様子からいって年代も のの本だ…内容はどうやら剥製の作り方らしい。 「そうけ…なーんにも覚えてねえんけ…お、こりゃあ良さげなもんだな」 彼女は悲しそうにそう言うと、近くに落ちていた執刀用の刃物を手に取った…鋭利かつ複雑な形をし たそれは、なぜか錆びひとつついていなかった…。 「これでミイラとかの材料を切ってたんかなあ…どんな気持ちだったんかなあ…」 ぞくり…と、背中に悪寒が走った。刃物を持った彼女の視線はあまりにも鋭い…。 「と、ところで海晴ちゃんは何でこんな所に?」 「ん?爺ちゃんがここの守役なんだけどよぉ、どおも最近足腰弱ってるらしくって、おらっちさが代 わりにきてんさぁ」 「へえ、偉いねえ」 「へ?そうかい?…いやあ照れんなあ」 そんな感じで彼女の視線を刃物からそらしつつ、僕は彼女と他愛のない話をしつつも小屋の整理と資料あさりに没頭していった。 「本当にいいんけ?家に泊まってってもいいんだぜ?」 夕方、彼女にそろそろ家に帰るようにと進めると、彼女はそういった、僕がテントでここに泊まると言い出したので心配してのことらしい。 「大丈夫、君の家には迷惑かけられないし、それに僕は未だやることもあるからね。」 「遠慮しなくてもいいんだぜ、どうせこの村のモンはみいんな家族みてえなモンなんだしよぉ…」 「そう言うなって、じゃあここで」 僕は彼女の家だというふもとの家の前に車を止めた…しかし彼女は車から降りようとせずにこう呟い た。 「…明日もまた遊びに行ってもいいけ?」 「うん、別に構わないよ?」 「ありがとうねお兄ちゃん…じゃ!!」 そう言うと彼女は元気よく僕の車から降りていった…。 「うーん…」僕の頭の中で今朝のデジャビュ感覚が蘇る…一体あの子は誰なんだろうか?もしかした ら遊んでいるうちに思い出すかもしれない…よし、なら明日から彼女に少しづつこの村のことを聞いて みよう。そう考えて僕はまた村まで車を走らせた。 夕暮れ時、家の前にたたずんでいた海晴は…突然その場で笑い出した。 「あはははははははは!みいつけた!みいつけた!あはははははははは!」 ひとしきり笑った後、彼女はこう呟いた。 「愛してっかんね…お兄ちゃん…」 そしてまた笑い出す、それに釣られるかのように夕暮れ時のセミの大合唱が始まった。 145 :リッサ ◆TKvIZfGFpk [sage ] :2007/08/15(水) 15 37 49 ID Pb+pi7en 化け物屋敷と僕 ③ それから一週間が過ぎた、もともと夏休みを利用しての研究だったこともあって、僕は半分遊び気分 でこの村での資料あさりと研究をしていた。レポートをまとめ終わり、資料の整理が終わるころには彼 女…毎日やってくるようになった美晴ちゃんとも遊びすぎて肌が真っ黒になっているくらいだった。 そんなある日の夕暮れ時、彼女は僕にこんなことを聞いてきた。 「あんちゃんってさあ、彼女とかいるんけ?」 「ん?…いないけどそれがどうしたの?」 僕は彼女の持ってきてくれたスイカをほおばりつつ、そう答えた。 「オラっちさ…兄ちゃんのこと大好きだよ…もちろんラブのほうでな」 ぶっ!!とあわてるあまりに僕はスイカをはいてしまった…おいおいおい、何だか毎日来ていて妹みたいに感じていたけど…ん…妹…。 「お兄ちゃん、愛してっかんね…」 思い出せないはずの記憶がいきなり蘇る…確かマエにもこんなことを…僕は…このことよく似たあの 子に…。 「ん…むう!!」 いきなり僕は彼女に唇を奪われた、もちろんただの唇だけではない、彼女は一気に自分の舌を僕の口腔にねじ込むと、僕の舌と自分の舌を絡ませた。 「んちゅ…んむ…はあ…」「ん…むう」 いきなりこうされてはかなわない、僕は彼女から唇を離すと、興奮を抑えきれずに、そのまま彼女を 押し倒した。 「こうして…いいのかい?」 「うん、お兄ちゃんと…ずっとこうしたかったから…」 そういって目を閉じる彼女の髪をなでると、僕は彼女のワンピースを脱がした。 「はぁぁ…お兄ちゃん…大好き…」 行為の後、そういって眠る彼女を置いて僕は、嫌な予感を抑えつつも父の作業小屋に戻った。間違いない、彼女を僕は知っている…どうも自分の記憶が戻りそうなのだ。 多分彼女は…そう考えながら急いで作業小屋の扉を開けて、父の仮眠部屋である地下室に向かった…そしてそこに置かれた本棚の…昨日偶然発見した本の間に挟まった一枚の写真…それを取り出した。 「やっぱり…そうだったのか…」 その写真には幼い僕らしき人物と、それを囲む家族らしき人物と…海晴ちゃんが写っていた。 「あーらーらー、やっぱり思い出しちったんけ…お兄ちゃん」 その後ろには、空ろな笑顔を浮かべた海晴ちゃんが立っていた。 146 :リッサ ◆TKvIZfGFpk [sage ] :2007/08/15(水) 15 39 41 ID Pb+pi7en 「ああ…思い出したよ海晴…僕はあの日、火事の当日に…君を犯して両親に殺されかけたんだ。」 八年前のあの夏の日、僕は妹を犯してしまったんだ。理由?…もちろん妹を愛していたからさ、それこそ狂おしいくらいに…彼女が生理が 始まってから色ずいて、隣町の男の子の家によく遊びに行き始めたのに嫉妬したのが原因だったと思う…でも妹はこういったんだ。 「お兄ちゃん嬉しいよ…私も大好きだよ、って…」 相思相愛ならと当然僕らは駆け落ちしようとしたが両親に捕まり、このことが村にばれるのを恐れた親父は僕を殺そうとしてバットで 僕の頭を…。 「そう、だから家に火をつけてお父さんとお母さんを殺したんだよ、お兄ちゃん。」こうすればもう一緒にいられるでしょ…あははは はははははは」 家に灯油をまいて、自殺しようとしたにもかかわらず奇跡的に助かった妹は、病院に入院していた僕に会いにきてくれたが…その心は 完全に壊れていた。もちろんこのことを知った親戚連中はこのことが世間にばれるのを恐れて証拠品を破壊、そして僕と妹を引き離し… 僕は記憶を薬か何かによって奪われていた…。 「でも、なんでお前は…成長してないんだ…それにあの、行為のときの血は…」 「…未だきずかねーんけや…パパ」 …僕は全てを悟った、そうか、そういうことだったのか…。 「ママはおらっちが生まれたころに体壊して死んじまったよ…でもよお、パパを恨まないでって、 ずっと言い聞かせておらっちを育ててくれたんさ」 「…僕を、恨むかい?」 「いんやぁ、パパとママは状況が悪すぎたし、恨むことはねえょお…むしろ…」 そういって間を空けると、彼女はこういった。 「もうどこにも返したくねえぐれえ、パパのことが大好きだからよぉ…あははははは!」 彼女はがちゃり、と地下室のドアの鍵を閉めた。それと同時に僕の目は回り始め、呼吸 が寝息に近くなり始めた。 「愛してっかんね…もうどこにもかえさねえよ…だから」 遅効性の眠り薬でも盛られたのか、僕の体はだんだん動かなくなり始めた。 彼女は…僕の娘の手にはのこぎりが握られていた。 「手足は切らせてもらって…ここで二人でくらすべね…あははははは…あ はははは…」 彼女の笑い声が、大きく大きく地下室に響いていた。 FIN
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一つ目プリンの化け物 登場弾 第3弾 エネミーコレクション レアリティ N 属性 水 種族 フード アビリティ 這いずる パワー 1400 旅人「アレはあまり甘くはないようだったぜ」 プリン状の生命体。 ケーキ星人の親玉ラビソが尖兵としてアクシスワールドへ送り込んだ。 見た目通りとても凶暴。 敵とみなした者は決して逃がさず、地の果てまで追い詰め呑み込んでしまう。 二つ目アラモは妹。 別バージョン 名前 登場弾 一つ目プリンの化け物 第3弾 エネミーコレクション プリン兄妹 第8弾 重なる力 別バージョン(スペシャル・スターター) 名前 登場弾 トライプリンタワー スペシャルパック第1弾 血路 キングプリン スペシャルパック第2弾 王威 一つ目プリンの化け物(ST) スターターパック第1弾 始動 名前 コメント すべてのコメントを見る
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出産って鼻からスイカを出すくらいの痛みとか色々な例え方されますよね。でも鼻からスイカを出した人って絶対いませんよね。鼻からスイカを入れるんだったらまだ分かるけど,まずどうやってスイカ中に入れたの?って思いません?(笑) そんなことはおいといて,私の友達の数人は出産が楽しくて仕方ないっていうんですよね。無痛とかじゃないんですよ?普通に陣痛からの出産なんですけど。その楽しいと言う友達たちはやっぱり何回も出産を経験したいからってこの少子化といわれてる時代に3,4人と産んでいるんです。でもまだ欲しいって。何がそんなに楽しいのかなって思って聞くと口を揃えて産みきったあとの解放感?スッキリ感?がたまらないそうです。出産経験者なら分からなくもないですよね。 それだけ楽しめたらいいですよね!
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▽タグ一覧 【概要】 ペンウッドがイギリスでの吸血鬼騒動で応援を要請した、とある貴族。飄々とした風変わりな男。化け物退治の際はオーラのようなものを使って鬼神のごとく倒していったらしい。登場もしなければ名前も出てこず、1スレ目 6578-6580でペンウッドが存在を明かしたのみである 好物はワイン 正体はツェペリ男爵の可能性が高いが真偽は不明であり、ツェペリ男爵が科特隊顧問となってからも全く触れられていない。
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メニュ:ニコニコ動画 ホラー 化け物屋敷と悪魔教授 動画視聴先→ニコニコ動画 動画はこちら(字幕) ホラー映画です コメント 名前 コメント
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竪穴に封印されし化け物 アイドレスWiKiの該当ページ 名称:・竪穴に封印されし化け物(職業4) 要点:・既に人間ではない化け物・鎖 周辺環境:・瓦礫の山 評価:・体格(評価7)・筋力(評価6)・耐久力(評価6)・外見(評価-2)・敏捷(評価-2)・器用(評価-2)・感覚(評価-2)・知識(評価-2)・幸運(評価-2) 特殊: *竪穴に封印されし化け物の職業4カテゴリは藩国所有職業4アイドレスとして扱う。 *竪穴に封印されし化け物は収得に根源力40000を使用する。 *竪穴に封印されし化け物は戦闘以外のイベントに出てはならない。 *竪穴に封印されし化け物はこれ以外の職業4を装備できない。 *竪穴に封印されし化け物は戦闘終了時に束縛判定(幸運+外見)/2 難易は1体20スタートに成功しなければ仲間に襲い掛かる。 →次のアイドレス:・竪穴に封印されし化け物の王(職業4)・復讐者(職業4) AD枠(akiharu国) →:変身ヒーロー(職業4)、なりそこない(イベント)、インテリカマキリ(職業)、カマキリ剣士(職業) 派生前 超薬戦獣→ドラッグマジシャン→その前ドラッガー コメント 戦闘特化型最終兵器である。(派生に王あるから最終でもないかも……) というか無茶苦茶使いにくいイチバチな職業だなぁ。これ単品では戦闘(攻撃)行為は無理なので他のとの組み合わせか……もう、バーサーカーだ。 しかも束縛判定に関する能力低いしねぇ (旧コメント) イチバチ……イチキューかイチジュー……もとい、カマキリさんである。(単純に旧コメントのイチバチに反応しただけであまり気にせず) 職業4でありながら評価プラスが体格、筋力、耐久力のみである。とっても独特だよねぇ。
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足場(画像倍率0.5倍) ステージの特徴:初期位置ランダム 初ターン、画面左端の水色キノコと切り株、丸太で囲まれた箇所に居たプレイヤーは上の位置に押し上げられる
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発言者:アスタロス 対象者:ナハト (ベリアル) PARADISE LOSTの見せ場の一つ、反天使による三つ巴戦におけるアストの台詞。 ウリエルとベルゼバブの大技を受けながら、軽々と無効化してしまった罪悪の王ナハトを評した言葉である。 斑の衣を纏う者よ、AGLA——来たれ太陽の統率者。アクセス、マスター モード“パラダイスロスト”より、ウリエル実行——ッ 過負荷のあまり両腕から鮮血を迸らせながら、アストは熾天使ウリエルの技を放つ。 アストの号令の下、区画中の瓦礫が頭上に集束。悠に数億トンを超える大質量が凝縮して溶解し、僅か直径数十メートルの球体にまで圧縮される。 それはまるで太陽。 その威力はフレアにも匹敵(*1)する。 だが、それを見てもなおナハトの嘲笑は止まらない。むしろ憐憫すら浮かべつつ、この戦いが始まって以来初めて“式”を編み出した。 ——へメンエタン エルアティ・ティエイプ・アジア・ハイン・テウ・ミノセル・アカドン ヴァイヴァ—・エイエ・エクセ・エルアー・ハイヴァ—・カヴァフォット 右腕から吹き上がる黒炎がその密度を増していき、あるものを象った。 それは長く、太く、巨大で邪悪。この上もなく禍々しい暗黒の火柱は、先端が幾重にも枝分かれしたバオバブの大樹の如く。 無限長に虚空を奔る、剣と呼ぶのも馬鹿馬鹿しい魔王の爪牙。 腐滅しろ ナハトとジューダスに煽られて怒りに任せていたアストは、己が犯した決定的な過ちにようやく気付いた。 ナハトの罪(シン)は、大地に根付くあらゆるモノを腐らせ滅ぼす。 ならばいかに熾天使(セラフ)の力を用いても、“地”のウリエルではこの怪物に毛ほどの傷も負わせられない。 ラファエルは駄目だ。ミカエルとてまた同様。ならば、ならば——どうすればよいと言うのか。 自らが生み出した疑似太陽を一撃の許で消滅させられ、絶叫したくなるのを懸命に堪えながら、アストは次の手段を模索する。 そしてすべての血と虐の許に、神の名までも我が思いのままとならん! SAMECH・VAU・RESCH・TAU 喰らい、貪り、埋め尽くせッ ジューダスの毛細血管から血霧が吹き荒れ、辺りの毒気・妖気・瘴気を巻き込み、大気中のあらゆる有害物質を彼の右腕の砲身に集束させる。 そして、螺旋を描く“虫”達が、幾千幾万の羽音を響かせて哄笑した。 来たれゴグマゴォオグッ! ナハトの式展開後の隙を突き、総ての瘴気と総ての呪詛を凝縮した偽神の牙が罪悪の王に迫る。 霊子まで破壊せんとする罪(シン)の塊は黒衣を呑み込み、その魂まで消滅させようと貪り喰らう。 だが—— アクセス——我がシン 羽ばたく黒翼が陣を描き、反転する。堕ちろ、堕ちろ。底の底まで。 アッシャー・イェッツラー・ブリア—・アティルト ——開けジュデッカッ 旋回する両腕が、右を大地に、左を天に突き上げる。 すると悠に数千メートルの高度にまで達する暗黒のファイアウォールが吹き上がり、それに蹴散らされた害虫の閃光は、指向のベクトルを曲げられて拡散しながら大地に堕ちてしまった。 轟く大音響の中でアストは思う。 化け物め——。 なんという不条理。なんという理不尽。そしてなんという怪物か。 知ってはいたが、こうしてまざまざと見せつけられると心が折れてしまいそう。 完全覚醒した魔刃を折伏できる者などは、おそらくこの世に存在しない。 マスターは、なぜこのような桁外れの化け物を生み出してしまったのか。 備考 魔王ベリアルの強さがよく分かるシーン。 ちなみにベルゼバブもアスタロスも非神格の中ではかなり強い部類なのだが、ベリアルだけが突出して強すぎたのが問題。 関連項目 ナハト 無価値の炎 ジュデッカ アクセス――我がシン 主よ、主よ、なぜ我を見棄て給うか?笑わせるな、あの人を自分の尺度で量るのはやめた方がいい ジューダスくんさぁ……魔刃と戦いたいから魔群になったり勝負は対等じゃなきゃ意味がないとか言ってたけど全く互角じゃねぇじゃんか……ロトというかベリアル強すぎるわ -- 名無しさん (2021-02-07 17 17 06) ≪◉»//|\\«◉≫ジーッ -- 名無しさん (2021-02-07 17 21 49) マジでベリアル強すぎてだよね……これでさえ流出した神格の前じゃ雑魚にすらならないんだよなぁ… -- 名無しさん (2021-02-07 17 23 02) そら、前時代の覇道神候補の後継だからなベリアル強い -- 名無しさん (2021-02-07 17 39 56) まぁ覇道の頂点の波旬なら適当に体ぼりぼりするだけでこいつら住んでる宇宙が消滅するからね -- 名無しさん (2021-02-07 18 27 00) アヴェスターの無価値の炎がいかに「不完全で中途半端な児戯以下の技」なのかが分かる -- 名無しさん (2021-02-07 18 43 54) スィリオスの完全版無価値の炎とかどうなるのか -- 名無しさん (2021-02-07 18 56 20) ナハトとか本当に惑星や銀河や宇宙すら破壊出来る七大魔王、メトシェラ、天魔達と互角なの?って思っていたけどこのシーンとか見て納得した。 -- 名無しさん (2021-02-07 20 41 43) あの位分け見て改めて思ったけど神の系列以外とそうじゃねぇ奴らの戦力格差やべーな -- 名無しさん (2021-02-07 20 54 21) ≪◉»//|\\«◉≫ まぁ、俺を殺すには全く足りんのだがな -- 名無しさん (2021-02-08 07 53 31) アヴェスターみるに元になった要素はスィリオス(魔刃)・カイホスルー(魔群)・ワルフラーン(魔鏡)だな、たぶん -- 名無しさん (2021-02-08 09 35 43) ↑2 一応ナハトはこの宇宙を形成した神をも殺す者って設計思想だけど、今となってはめっちゃ疑わしい 結局パラロスの時点でもサタさんが正面突破諦めてるし -- 名無しさん (2021-02-08 22 21 11) それについては結局獣殿に対するマキナみたいなもんじゃろ。物質界の死神なんで物理的に全て滅ぼしていきゃ最終的に宇宙も一応滅する、みたいな -- 名無しさん (2021-02-08 22 46 57) それかビジュアルファンブックで言った宇宙より硬い石理論で範囲が狭いだけで当たれば本当に通用するけど絶対当てられないほど実力が開いているかどうかだな -- 名無しさん (2021-02-08 23 10 21) :水素爆弾10万~1億個と同等 我等が魔王大尉殿ならノリで作れそうな数だな!(白目) -- 名無しさん (2021-02-13 20 48 16) 「無」だから強いんやね -- 名無しさん (2021-05-11 10 15 07) 喰らい尽くす暴食の群体ならカイホスルーよりはクワルナフ(絶滅星団)の方じゃね? -- 名無しさん (2021-05-11 15 42 50) 三つ巴バトルはこうして流転していくんだなって -- 名無しさん (2021-05-11 17 12 50) ↑2 ゴグマゴグはパラロスでもkkkでも蝗のイメージみたいだし、素直にバフラヴァーン(というか暴窮飛蝗)なんじゃない? -- 名無しさん (2021-07-30 22 04 33) 宿主の脳を破壊して自分にしようとするのか……なんか回りくどいか? -- 名無しさん (2021-07-30 22 09 00) フレアって太陽フレアでOK? -- 名無しさん (2021-07-30 22 23 55) 名前 コメント
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第19話 どっちが化け物? 「大きいわね」 ネーデ人の女性チサト・マディソンは目の前にいるなんとも大きな亜人に度肝を抜かれた。 その亜人はゆうに3メートルはあろうかという大きさである。 チサトはため息をつく。人相学を習っていないけれど、絶対に分かることがある。 凶悪そうな顔つきを見るかぎり、けっして友好的とは思えない。 (こんな、巨大な化け物が参加しているなんて予想外だったわ。まあ、十賢者も化け物じみてるけどね) それでも、半ばあきらめ気味で聞いてみる。 「あなたは、殺し合いに乗っているの?」 亜人が黙っているので、チサトは言葉が理解できないかと思ったが。 「モチロンだ」 と答えた。 一番最初にあった奴がこんな奴で最悪だわと、チサトは己の不運を嘆いた。 どうにかして、主催者ルシファーと戦ってくれる方向に持っていけないのかと考える。 自分の直感だが、この亜人はプライドが高そうに感じた。自分の記者魂がそう心に訴えかける。 プライドを燻ってみるか。 「ねえ、あなたはルシファーと名乗る人間に従うつもりなの?」 亜人は嫌な事を聞かれたのか、少し黙った後に答える。 「ニンゲンのサシズを ウケルのは ハラダタシイが 我らブラッドオークが ドノ種族ヨリも スグレテイルコトを 証明スルイイキカイだ」 チサトはしめたと思う。さらに煽る。 「それでも、人間のいうこと聞くんだね?最後まで生き残っても優れてると思わないなあ。 結局のところルシファーに従っているんだし、恥ずかしくない?」 そう言うと、亜人は突然、雄たけびをあげ、怒り出した。 チサトはいきなりの態度の変わりようにおどろく。 「ヴゴォォォォーーーー!! ソンナコト ワカッテオル だが クビワが ツイテイル以上 ドウニモナラン ダカラ貴様を コロス」 亜人は怒りながら、こちらに向かってくる。 チサトはちょっと待ってと声を張り上げ、ある提案をする。その言葉に亜人は足を止めた。 「それならさ、私と一緒に首輪を外す方法を探さないかしら。私の知り合いに、 適任の人が二人ほどいるのよ。だから一緒に手を組まない?」 そう手を差し出す。 亜人は腕を組み、考え始めた。 亜人が考えている間、チサトは天に自分の味方になってくれるようにと祈っていた。 が、無常にも、期待どおりにはいかなかった。 「コトワル」 チサトの心の中で何かが音を出して崩れだした。 「貴様とて ニンゲンで アル以上 シタガウキハナイ」 チサトは今までの苦労は何だったのと、今にも泣きたい気分になった。 だが、亜人はまだ続ける。 「ダガ 我がブラッドオークには ホウ ナドはナイが タッタヒトツダケ 掟がアル『強き者に従え』ソレダケダ 俺を シタガイ サセタイナラ 俺に カツコトだ」 そう言い終えると、咆哮をあげる。それが開戦の合図となった。 チサトは自分の努力もむなしく、結局戦うことになって虚しくなった。 けれども、相手に勝てれば、仲間になってくれるところまで、引っ張れたのが唯一の救いだ。 その前に、 「ねえ、約束して。私が勝ったら私と一緒にルシファーと戦ってちょうだい。 後、私とあなたじゃ。体格に差があるから、あなたを地面に倒したら勝ちにしてくれない?」 と、前約束を取り付ける。 亜人は余裕があるのか、いいだろうと言う。 チサトはこれでかなり同等の立場にもってこれたと心の中でガッツポーズをとる。 チサトは相手と間合いを取り、分析する。 見た目で判断するなら、完全な格闘タイプであろう。紋章術等などの特殊な技は使えるとは思えない。 武器は持っていないが、奴の巨大な拳を一撃でも受けたら、致命傷は免れない。 (やれやれ、これは大変だわ) 自分がボロ雑巾のように吹っ飛ばされるところを想像すると身震いする。 この身長差だと、腹に攻撃を当てるだけで精一杯である。 だからチサトは足を重点的に攻めることにした。そうすれば、相手は倒れてくれるだろう。 チサトはじりじりと相手の距離を詰める。相手は腕が長いので、自分から遠い間合いから攻撃してくるはずだ。 だから相手が攻撃したときが、私のチャンスである。そのときにカウンター攻撃にはいる。 そして、ある地点まで間合いを詰めたとき、予想どおり拳を振り落としてきた。 チサトは思った以上の攻撃スピードに内心戸惑ったが、その攻撃をぎりぎりでかわす。 「約束は守ってもらうわよ」 チサト一気に自分の間合いに入り、左足を軸に右足で相手の左ひざに蹴りを入れる。 ひざに蹴りがヒットし、そのまま蹴りの連打に移るつもりだったが、 バックステップを踏み、相手の間合いから離れる。 (予想外だわ、なんて硬さなの) 奴を蹴ったときの感触。まるでゴムタイヤのようだった。 あのまま、蹴り続けても相手をこかす前に攻撃を受けてしまうだろう。 それに、最初の拳のスピードすらぎりぎりで避けるのが、いっぱいいっぱいなのに、あの間合いだと確実である。 「サッキの イセイは ドウシタ コンナコウゲキ デハ 俺は タオセンゾ」 「あーら、戦いはこれからじゃない。せっかちな男は嫌われるわよ」 と、強がりは言うものの、相手の攻撃を避けつつ、確実にダメージを入れるのはとても骨が折れる。 自分には紋章術のような技もないし、どうしよう。 そう思い悩んでいると、亜人は横に振り向き傍らにあった木を掴み、雄たけびを上げる。 「ヴガァァァーーーーーーー!!」 チサトにそんなまさかと悪寒が走る。 すると、みるみるうちに木が上へ上へと持ち上げられ、すっぽりと抜けた。 こんな簡単に抜けるものかと思うほどあっさりと抜けた。 チサトの心臓が高鳴る。 規格外 このパワーは規格外だ。 あまりの光景にチサトは怯むが、すぐに気を戻す。 刹那、亜人は脇に木を挟み、そのまま腰をきり、薙ぐ。 チサトは考える間もなく、一瞬の判断でその場にしゃがむ。髪の毛がすうっと擦れる音が聞こえた。 (やっばー、運良く、避けられたが、今度はどうなるか判らないわ) とにかく、相手の間合いに入らないようにすぐに大きく距離をとった。 相手は第二打を喰らわそうと構えながらじりじりと近づいてくる。 (こうなったら、袖が破れるからあんまりやりたくないが、あの技しかないわね。 ……もって2分ってとこだけど、十分だわ。神宮流体術の真髄をこの目に見せてやるわ) チサトは目を閉じる。 亜人はチサトが目を閉じたので、戦うのをあきらめたと思ったのか笑みを浮かべる。 「ドウシタ ニンゲン モウ アキラメタか」 呼吸を整え、心を無にする。 相手の言葉が聞こえる。 風が鳴る音が聞こえる。 草木が揺れる音が聞こえる。 自分の心臓の音が聞こえる。 自分の血液が流れる音が聞こえる。 そして両腕に流れる血液に気を注ぎ、気を練る。 チサトの腕の筋肉が隆起する。 それはまるで鋼鉄――――剛の塊。 「さーて、やりましょうか。戦いを」 チサトは全力で亜人の元へと駆ける。 亜人は突然のチサトの変貌と自分に向かってくる早さに驚きつつも木を薙ぐ。 チサトに振り切った木が直撃しようとする。だが、チサトはものすごい速さのそれを両手で押さえる。 その反動で足元が1メートル後ずさり、地面に跡が残る。 亜人は何が起こったんだという顔でチサトを見た。 さすがに亜人も真っ向から木を止めたことに驚愕の色は隠せないようだ。 「後悔するなら今のうちよ」 と、いうと、相手の足もとに踏み込み、先ほど同じ左ひざを突く。 それは前とは比べようもないほど重い一撃。その威力はまさに一閃のごとく。 亜人は叫び声をあげ、左足を地面に着き、ひざまずく。そこに胴体が露になる。 チサトは拳を構える。 「神宮流奥義」 亜人はちょっと待てと手を前にで出す。 が――――時はすでに遅し。 「神 宮 千 烈 拳」 亜人に無数の拳の嵐を浴びせる。 腹、肩、顎、顔など上半身すべての部位に猛打を浴びせる。 亜人の巨躯が3メートル彼方へ吹っ飛ぶ。 そのとき、チサトは気づく。 (しまった!やりすぎたわ、地面に倒すだけだったのに……) 亜人は倒れたまま、起き上がらない。 あれぐらいタフな体をしているから死にはしないと思うが、少し心配になってきた。 チサトは亜人のところへと近づく。 が、その途中で膨れ上がった腕がしぼみ、体が急に重くなる。 (反動!?まだ、1分弱しか時間はたっていないのに。これがルシファーの言う制限ってやつなの) ふらふらとなった体を無理やり奮い起こし、亜人のところまで歩く。 そこにたどり着くと同時に、亜人の生死を確認する。 上半身が傷だらけだが命に別状はないようだ。 自分でやったとはいえ、ぼこぼこに歪んだ顔を見ると、とても痛々しい。 (こいつの目が覚めるまでここで待機しておくか。休憩しないと私も動けないしね) チサトは回復の足しにならないかと亜人のパックから支給品を勝手に覗く。 中には盾、鎧とペットボトル二本があった。回復とは程遠い物があり、チサトは残念に思いつつ説明書を読む。 しかし、説明書を読むと自分に適した物があった。 それは自然治癒力を向上させる鎧である。でも、なぜかヅラ付きであった。 チサトはその鎧もといコスプレのような服を着るのに抵抗があったが、 疲労を回復したいのと服の袖がビリビリなった今、やむなくそれに着替える。 しかも、ヅラを付けないと治癒効果は発動しないらしく、それもしかたなく付ける。 チサトは木に腰掛け亜人が起きるのを待った。 ガルヴァドスが起きるころには時間は午前へと移り変わった。 【E-6/朝】 【チサト・マディソン】[MP残量:20%] [状態:全身に筋肉痛、疲労大] [装備:フェイトアーマー@RS・パラライチェック@SO2] [道具:七色の飴玉×3@VP・荷物一式] [行動方針:主催者打倒、首輪をどうにかするために味方を集める] [思考1:亜人が目覚めるのを待つ] [思考2:仲間を探す(レオン・プリシス優先)] [現在位置:道の先端] 【ガルヴァドス】[MP残量:100%] [状態:気絶、左ひざに大打撲、上半身に無数の大打撲] [装備:なし] [道具:パラスアテネ@SO2・ガソリン入りペットボトル×2・荷物一式] [行動方針:最後まで生き残る?強き者に従う] [思考1:???] [現在位置:道の先端] ※ガソリンは合計で4リットルあります。 【残り57人】 第18話← 戻る →第20話 前へ キャラ追跡表 次へ ― チサト 第63話 ― ガルヴァドス 第63話
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うしおとトラ、アニメ放送中!(゚ω゚)